アンビの実験室

継続することがとことん苦手な人間がなんでもいいので毎日書くことを目的とした人間観察バラエティ,屁理屈

旅行と引っ越し

旅行は実際に行った時よりも、プランを考えている時が1番楽しい。という話は聞く。

 

いま引っ越しを考えている上で、おそらく実際の生活よりも部屋のレイアウトを考えている時が1番楽しい。ということも当てはまりそうな気がしている。

 

特に、行ったことのない国で何をするかを考えているように、住んだことのない間取りでどうするか。ということが楽しいのかもしれない。

 

脳みそで、辛いであろうこと、退屈であろうことを考えていない、考えたくないからなのだろうか。

 

旅行でも、体力を著しく消費して、ふと我に返って返った時にはとてつもない虚無間を感じることがある。

 

それは、こんな疲れた状態になることを考えていなかったからに他ならない。24時間動き続けられる想定で色々考えていたからこそ、現実とのギャップが虚無となって襲ってくるのか。

 

とすると、あらかじめあまり期待しないでいた方がいいのか。それも1つの解決策なのかもしれない。でもそれは人生の醍醐味を失っているようでもったいない気もする。

 

大人になればなるほど、色々なことに期待をしなくなる。それは色々な負の面を想定できるようになるからなのかもしれない。

 

でも負をあらかじめ想定することは、未来に起こりうるギャップという虚無を小さく抑えることがないにつながるので、結果でみると幸福度は高いのかもしれない。

 

でも、結果そうであっても過程は負を想定している分、楽しさは薄れるので、これもまた結果としては同じなのかもしれない。

 

果汁50%のジュースをずっと飲み続けることは、一定の安定した幸福感を得られるかもしれないけど、100%の美味しさは特にわからない。でもいずれ飲むことになる5%の味も知ることはない。のかもしれない。

 

こうして、色々考えていると、1番の幸福感を得る方法とは、取れたかもしれない別の選択肢についてを考えないことなのかもしれない。