アンビの実験室

継続することがとことん苦手な人間がなんでもいいので毎日書くことを目的とした人間観察バラエティ,屁理屈

貞子はいつでも帰ってくる

さすがに全部が追えないけれど

新しいホラー映画が出るたびに、こまめに見る。

 

昔のやつもたまに見返したりするけど。

 

新しく出たホラー映画を見ると

まだ「名前」がそんなに売れていない俳優さんが出ていて

トレンディドラマとか見ていると、あ、あの人だ!ってなったりする。

 

そんな面白さももちろんあるんだけど

一番面白いのがその時の時代性を色濃く感じる事

 

わかりやすい例でいうと

「リング」(一番最初のやつ」

着信アリ」あたりだろうか。

 

あのテレビからでてくる貞子のシーンを知らない人はいないと思う。

 

「リング」で貞子がでてくる描写について

簡単にどういう仕組みで貞子がでてくるかと言うと

山村貞子の怨念が沁みたVHSをビデオデッキで再生してしまうと

7日以内に他の人にダビングして見せないと、見たテレビから貞子がでてくるというシステム。

 

今見るとちょっと滑稽にも感じてしまうんだけど

 

当時あれだけ流行ったのはやっぱりVHSの時代だったからだと思う。

 

VHSが身近にあり、頻繁に使用する時代だったから

呪われたVHSというのはグッとくる演出だったのだと。

 

そもそも、原作では

呪いの正体というのは天然痘のウイルスである

7日間かけて人を死に至らしめるというもの。

 

だから、テレビから這いずり出てくる貞子のシーンというのは

映画化する時に演出として付け加えられたものだ。

まあ、映像化する時にただ苦しむ演出で、幽霊がでてこないと

「画力(えぢから)」がないからだと思う。

 

ここまで話すと

着信アリ」についてはもう話さなくてもいい気がする

ようするに普及率のえぐかった身近にあるガラケーが恐怖媒体となる

 

このブログで前にホラーとは親近感が重要だ

みたいなことを書いたと思うんだけど、まさにそれだと思う。

 

その時代にみんなが何を身近に感じていて

そうした親近感をもつものがホラーになった瞬間に

グッとくるというメカニズム

 

作品賞をとるアカデミー賞

当時の社会問題を背景にしているものが多いというのがあると思うけど

 →パライサイトとかJOKERはまさにそれかな

 

その時代にどんなものがみんなの生活の一部に取り込まれているのか

ということが最新のホラーから得られるから新しいのを見るのは好きだ

 

今見ているホラーも2019年ということなので

たぶん、youtubeとかの動画からおばけ!みたいなことなんだと思う。

 

 

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後述

 

これを書いた5分後に映画の中に水溜まりボンドがでてきて

ああ....となりました。