「キングダム」で思いついた屁理屈
「キングダム」の実写映画が話題になっているので見ました。
金曜日にテレビで放送していたみたいでしたが、見逃しました。
でも情報番組で続編の制作発表がなされたので、それは急いでみなきゃと思って。
わざわざ借りて見てしまいたました。
結論おもしろかったです。感想いいます。
まず、漫画作品などの実写映画化の是非について。
なんでもかんでも実写化するな!とかけっこう聞きます。
原作のファンの中には、邪道だ。などといった声聞くので、
なんとなく世間的にはネガティブなイージが実写化映画にあると感じます。
機会があれば、特に食わず嫌いせずみています。
確かに、原作とこういうところが違うなあ。とはけっこう思います。
ただ特に嫌な気持ちなどは全くありません。
「原作と違う。再現できてない。から良くない」という声を
よく見たり聞いたりするのですが、そもそも原作と実写がなぜ同じでないといけないのだろうか。再現できていないと良くないのはなんでだろうか。
「また、山崎賢人かよ」という声も多く聞くのだが
山崎賢人めちゃくちゃカッコいいし、いいんじゃないかと思います。
というか、ネットにいるおじさん達がそのような文句を言っていると
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ寒気がします。
(そのおじさんのために山崎賢人をキャスティングしていないし、
そもそもその人は実写映画化のターゲットじゃないから。
というかなり簡単な話をわかっていないのはなんでなのだろうか..?
嫌悪感では全くないんだけど、なんでわからないんだろう?という純粋な疑問。)
小説が実写化された時にはこういう意見ってあまりでない気がします。
たぶーんこれには理由が3つあると思ってます
・原作があることを知らない
・本を読む習慣がないので、単純に読んでない(面倒)
・活字からのイメージは個人差が大きいので、何も言えない
前半2つは割愛します。肝では無さそうなので。
>活字からのイメージは個人差が大きい
これ大事な気がしました。 ではこの点を漫画に置き換えると
>キャラの顔や演出にイメージの余地が少く、イメージの共有も容易
つまり、みんなこのキャラはこうだよね。
みんなが頭の中に共通の画像を持っているので、違った時に違うと言いやすい。
ここが実写映画化がしばしば批判される原因の1つだと思いました。
(あくまで個人の感想です。)
ここで、僕からの提案があります。
実写化映画を見る時に、画像イメージだけを持って臨まないということです。
画像イメージだけを持っているとキャラの顔が違う。とか演出が違う。
などと、おそらく完全実写化が不可能な部分ばかり目についてロクなことがないです。
だから、映画を見る時には
・超寛大な心をもつ
・原作のエッセンスを均等にもつ
↑をお勧めしたいです。
前者は無理だと思うので、後者。
もう表面的なキャラの顔とか、必殺技を見るのはやめにして
例えばキングダムであれば、
「大志を抱く奴隷出身の少年がその夢への階段を駆け上がる話」
あまくこんな風に思っておけばいんじゃないでしょうか。
要するに、表面的な所で評価しようとするとロクなことがないので
物語の本質を考えた上で見にいってみると
案外イメージとの乖離は狭まるのではというご提案となります。
生意気なことを言い、恐縮でありますが、ご検討をいただけますと幸いです。