簡単な質問への答え
質問
好きな◯◯はなんですか?
英会話であれば1番目か2番目に学習するこのフレーズ。質問。
自分はとてもひねくれものなので、この質問を答える時にかなり窮する 。
例えば。何色が好きですか?
こう聞かれた時にはなんと答えればよいのだろうか。
これはふざけているのではなく、本気で答えに悩んでしまうことがある。
ただ、一般的には簡単な質問なので、これの答えに窮するとおかしな人間だと思われてしまう。
なので。何色が好きですか?
と聞かれた場合は、「青」と答えるようにしている。
特に好きな色というわけでないし、そもそも色に好きも嫌いもあまりない。
ただ、自分の所持品に青が多いので、青と答える。
こうした場合、その後持ち物等を見られた時に
回答をした好きな色と所持品の色の違いに矛盾が生まれにくいので変なことを思われにくい。
調べたところ、赤色など色には人間が想起するイメージがある。
わかりやすい例でいうと、赤色は熱血。
これはとっても単純すぎる話で本当にそうなのかは疑問である。
だけど、青色には「冷静沈着」というイメージがあるらしい。
なるほど、これはなんとなくわかる気がするぞ。
熱いよりは冷たい色だから、そういったイメージに結びつくのだろう。
熱血や無感情と思われるよりは青色と答えてしまった方が、なにかと都合がよさそうだ。
御託は以上となります。
これを読んでいて、好きな色を言えばいいだけなのになんて面倒くさいやつだ。
こういう人間には関わりたくないな。と思った人は少なくないと思う。
だけど、いざ自分が好きな◯◯を聞かれた時に上で書いたような思考抜きで答えられるものがあるのだろうか?
純粋に好きなもの。というのはこの世にかなり珍しいと思っています。
他者になんて思われたいか。自分は自分のことをどう思いたいか。
この二つによって大きく好きなものの趣向は左右されると思います。
ミスチルが好きな人はカラオケで歌いやすくてモテたいからかもしれない。
日高屋のラギョウチャ定食が好きな人は、安いものでも満足できる。というのをアピールしたいのかもしれない。
基本的に好きなものは外界、他者に出そうと思った時点で何らかの社会的な外皮を被るしかないので、本当に好きなものは誰にも話していないし、履歴書にも書いていないことなのかもしれない。
もしかすると、そうやって他者へアピールするために好き。ということこそが純粋に含まれるのかもしれない。
一つ言えることは、こういう考え方をするととっても不幸になります。
だけど、結局こういうことを考えること自体が、「好きなこと」なのかもしれません。