アンビの実験室

継続することがとことん苦手な人間がなんでもいいので毎日書くことを目的とした人間観察バラエティ,屁理屈

#大人になったら分かること

f:id:ano-amby:20200519214450p:plain

薬味達。おしゃれ

今日は特に難しいとこを考えずにぼやっとしていたので、本当に日記的なことを。

 

最近、特にお酒を飲むようになってからご飯を口で食べなくなったなと思う。

 

うん、ご飯はもちろん口で食べるものなのだが、趣向がご飯を口で食べるというよりは鼻で食べるようになった。気がする。

 

特に自分の食事の中で圧倒的に頻度が上がったのが

茗荷、生姜、わさび。といったいわゆる薬味だ。

 

薬味達は自信を持って言えるが味は美味しくはない

たぶん味覚だけで考えると苦味。がほとんどを占めるだろう。

 

念のため、注意をしておくと苦味は好きではない。

にがりは特に匂いもなく、味は名の通り「苦い」だが好きではない。

ということは味としての「苦い」は好きではないということだ。

 

薬味から味を奪った場合、そこに残るのは。

いや大抵の食べ物はそうだが、味覚を失った場合に食べ物を

美味しいか不味いか見分ける方法は「臭い」に他ならないのでは。

 

なので、薬味が食事の中で頻度を上げているのであるとすれば

「臭い」で楽しむものが好きになっているのだろう。

 

薬味は一番わかりやすい例で出したけど

他に好きなものになっているものとしては

ふきのとうを代表とする山菜も好きになった。

 

これも子供の頃にただ苦いと思っていた。

 

だけど母親がふきのとうを食べるたびに言う

「春の味だね」

 というセリフもようやく理解できるようになった。

 

たぶんふうきのとう は春の味ではなくて、春の臭いだったんだろう。

いまはそうやって理解している。じゃないとふきのとうは苦すぎる。

 

よく子供がピーマンを食べられない、薬を飲めない。ということの原因には

子供は苦味に敏感であるから。大人になるにつれ、味覚は鈍化していく。

という話はよく聞く。

 

だけど、僕はあえてその定説に反旗を翻したい。

 

大人になると、味覚以外に感じられる情報が増えるから

味覚一つとって苦い。という一つの印象を食べ物に与えないんだ。

 

あの子ブサイクだから無理。

子供の頃は単一の理由で物事全体のイメージを決定してしまう。

 

もっと食べ物の味以外を見るように

そんな風に色々楽しめるようになって、大人になるのだろう。